「ル・パティシエ ミキ」オーナー 三鬼 惠寿さん
某百貨店の催事用に限定スイーツを開発することになり、渾身の試作品ができたところでハッと気がつきました。パッケージのことをすっかり忘れていたのです。あわててORiPA(オリパ)の担当者さんに連絡を取り、お店まで来ていただきました。開口一番、私が「3週間しかないねん」と打ち明けると、担当者さんは涼しい顔で「わかりました」と即答。催事準備の大変さを理解してくださっているからこその対応に、いつも救われます。
ケーキの仕上がりには自信がありましたが、サイズがざっくりしか決まっていない上、箱については漠然としたイメージしか持っていませんでした。ですから、厳選素材のケーキであることだけをお伝えして試食していただき「まかせるわ」と丸投げしたのです。焼き菓子のパッケージなど今までの実績があるので、ORiPAのデザイン力・提案力には何の不安もありませんでした。すると数日後、きっちり私のイメージどおりのデザインがあがってきましたね。
デザインと箱の形状が確定した数日後、担当者さんが印刷済みのサンプルを5種類も持って来られました。実際のケーキとパッケージのサンプルを照らし合わせながら、最終の詰めを実施。今回は限定商品のため300個という小ロットの発注でしたが、何度も足を運んでいただき、できる限りの提案をしてくださいました。なかなかできないことだと思いますよ。パッケージ力はもちろんですが、私は担当者さんの熱意と人柄に惚れたのかもしれません。
すばらしいパッケージによって、催事用の限定スイーツは完成。おかげさまですべて完売いたしました。どんなにおいしいスイーツでも、“商品”としてお客様に選んでいただくためにはパッケージ力が必要です。私たちは、そのパッケージに価値を感じているからこそ、一番信頼しているORiPAを選んでいるのです。
株式会社Mikiの代表取締役で、地元食材を使ったケーキや焼き菓子が大人気の洋菓子店「ル・パティシエ ミキ」のオーナーパティシエ。スイーツの分野から和歌山の地域活性化を推進するリーダー的存在でもある。
[ル・パティシエ ミキ HP] http://patissier-miki.jp/